ビジネスパーソンにオススメする哲学書 6選

オススメ書籍紹介
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今回は「哲学」に関するオススメ書籍を紹介いたします。

なぜ今回哲学についての書籍を紹介するのかというと多くの人に「自分で考えぬく重要性」というのを知っていただきたいと思ったからです。

ビジネスに関する多くの書籍を読んでいて、大きく成功するビジネスパーソンは自分なりの考えをプロセスをたどって進化させ大成するというパターンが多いです。

この自分の考えや信念を進化させるプロセスというのは哲学を学ぶことが最も効果的です。

「答えのないものを自分の考えで突き詰めていく」これこそが多くのビジネスパーソンに必要であり自身の理想を体現するための重要な要素になります。

哲学について学び是非皆様のビジネスだけでなく人生をより良いものにしていただきたいと思います。

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ビジネスパーソンにおすすめ哲学書6選

武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

『武器になる哲学』は山口周が著した本です。この本では、古今東西の哲学や思想から現代のビジネスや日常生活に役立つ考え方を取り上げ、紹介しています。

本書は「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか」と同様に現代で活動する日本のビジネスパーソンには必読の書と行っても過言ではありません。

具体的には、ソクラテス、プラトン、アリストテレスといった古代ギリシャの哲学者から、ニーチェ、ハイデガー、サルトルといった近代・現代の哲学者まで、幅広い思想家の概念を取り入れています。

山口周は、哲学が持つ思考のツールとしての力を強調し、複雑な問題に対処するための視点や解決策を提供する方法を解説しています。

ビジネスパーソンが直面する困難な状況や意思決定の際に、哲学的な思考が有用であることを示し、実践的なアドバイスを提供しています。

この本は、哲学を単なる理論ではなく、実際のビジネスや生活に応用できる「武器」として捉えることを目的としています。

存在と時間

20世紀初頭に発表された哲学的著作であり、現象学や存在論の分野で非常に影響力のある書籍です。この著作は、人間の存在や時間の本質について探求し、存在の基本的な構造や意味について深く考察しています。

時間の価値についてもハイデガーは独自の視点を提示しています。ビジネスの世界では、時間は貴重な資源であり、効果的な時間の活用が成功への鍵となります。

この存在という概念と時間について深すぎる示唆がある本は創造性の源泉について新たな考え方を提供してくれると思います。

ただし、本書は未完でありかなり概念などが難しいため、哲学について少し学んだことがあるビジネスパーソンにのみ私はおすすめいたします。

論語と算盤

渋沢栄一が著した『論語と算盤』は、時代を超えて多くの人々に影響を与え続ける、日本経済の礎を築いた名著です。彼は「日本資本主義の父」と称され、その経営哲学は今なお多くの企業や経営者にとっての羅針盤となっています。

『論語と算盤』は、儒教の教えをまとめた「論語」と、ビジネスや経済活動を象徴する「算盤」を結びつけたタイトルです。渋沢は、ビジネスにおいて倫理と経済活動の両立が不可欠であると説きました。正直、誠実、公正を重んじることで、企業は持続可能な成長を実現できると考えました。

お金稼ぎは邪悪であるという考えを一蹴した書籍はお金を稼ぎ世を治めるということに関してはバイブルになる1冊です。

単なる利益追求だけでなく、社会全体への貢献を重視します。若いビジネスパーソンが『論語と算盤』を読むことで、自身の仕事が社会にどのような影響を与えるかを考えるよう促され、社会的責任の重要性を理解することができます。

人間にとって善とは何か 徳倫理学入門

本書は、現代倫理学の中で重要な位置を占める一冊であり、特に功利主義に対する批判的視点から多くの洞察を提供します。

フットは、功利主義が持つ以下のような問題点を鋭く指摘します。

功利主義は行為の結果としての幸福や快楽の最大化を重視するため、個々の人権や正義が犠牲にされる可能性があります。フットは、このアプローチが道徳的行為の内在的な価値を適切に評価しないと批判します。

。本書は最大多数の最大幸福が全てをよくしてくれるという資本主義の王道的な考えに批判的な姿勢を持ち、ビジネスパーソンには新たな示唆を与えてくれるはずです

本質を突き詰め、考え抜く 哲学思考 問いから始まる対話で思考を拡張せよ!

本書は哲学をビジネスに応用している当事者が、企業実例を紹介しつつ、ビジネス現場での哲学の実践を紹介しています。

現代のビジネスシーンでは、哲学の価値がこれまで以上に高まっているという背景をもとに企業が自社の存在意義(パーパス)を明確にすることが、競争力や共創力を向上させるための重要な要素となっています。

そこにはビジネスパーソン一人一人が人間の本質や世界について深く考え捉えなおす必要があります。抽象的な問題に向き合い、深く考える力はビジネスにおいても非常に役立ちます。

本書は哲学的な思考をどのようにして活かしていくかそれを学べる貴重な1冊です。

人間の本性や世界の根源的原理、真善美といった普遍的価値を探求してきた哲学は、抽
象的な問いに向き合い、深く思考していくにあたって絶大な力を発揮します。
哲学的理性は合理的に突き詰めるだけではなく、もはや「なぜ」「なんのために」を問えない究極的なものに到達するダイナミックな思考です

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父が息子に語る 壮大かつ圧倒的に面白い哲学の書

本書は著者であるスコット・ハーショヴィッツの息子たちであるレックスとハンクとの些細な会話や問いから哲学していくという書籍です。

日常の些細な問題から現代の社会問題について子供の純粋な思想から哲学者を引用してありのままの世界を見ようとしていく試みはビジネスパーソンにとっては新鮮な一面を見出してくれる1冊であると考えています。

内容が面白いのはもちろんのことですが、私たちビジネスパーソンが取り戻すべき観点である「ありふれた現状に対して深く洞察する」という場面がたくさん出てきているので物事を考えていく際の一助になる1冊です。

自省録

『自省録』は、ローマ帝国の皇帝マルクス・アウレリウスが書き残した個人的な瞑想録であり、ビジネスパーソンにとって非常に有益な一冊です。

この書籍は、彼が日々の生活や統治の中で直面した困難や葛藤を通じて、自分自身を見つめ直し、成長を遂げるための哲学的な洞察を提供しています。

困難や逆境に直面した際に、冷静さを保ち、合理的に対処するための哲学的な指針が豊富に記されています。これは、ストレスの多いビジネスシーンにおいても非常に役立ちます。

彼の内省的な文章は、自分自身を振り返り、常に成長し続けることの大切さを教えてくれます。ビジネスパーソンがキャリアの中で成長し続けるための内省の手段として、『自省録』は大いに役立つでしょう。

なぜビジネスパーソンに哲学は必要なの?

ビジネスパーソンにとって哲学を学ぶことが重要な理由について以下に、過去の哲学者の言葉を引用しながら説明します。

  1. 批判的思考の養成:
    ソクラテスは「無知の知」を説き、真の知識とは自分の無知を認識することから始まるとしました。ビジネスパーソンにとって、盲目的に既成概念に従うのではなく、常に疑問を持ち、批判的に物事を考える能力は非常に重要です。ソクラテスの問いかけは、自分自身やビジネス環境に対する深い理解を促し、新しい視点を得る手助けをします。

「私は何も知らないということを知っている」
— ソクラテス

  1. 倫理的判断の向上:
    カントは倫理学において、「定言命法」を提唱し、自分の行動が普遍的な法則として成り立つかどうかを問うことを重視しました。ビジネスにおいては、倫理的な判断が求められる場面が多くあります。カントの教えは、ビジネスパーソンが自分の行動が社会全体に与える影響を考え、倫理的な選択をする手助けとなります。

「あなたの行為が同時に普遍的な法則として成立するように行動せよ」
— イマヌエル・カント

  1. 意思決定の強化:
    ニーチェは「永遠回帰」の概念を提唱し、自分の選択や行動が永遠に繰り返されるとしたらどうするかを問いました。ビジネスパーソンは、重大な意思決定を行う際に、ニーチェのこの考え方を応用し、自分の選択が長期的に見て正しいかどうかを熟考することができます。

「あなたの行動が永遠に繰り返されるとしたら、どう行動するか?」
— フリードリヒ・ニーチェ

  1. リーダーシップの深化:
    プラトンは「国家」において、哲人王(哲学者が統治するべきとする理想のリーダー)を提唱しました。哲学を学ぶことで、ビジネスリーダーは深い洞察力と公正な判断力を持つことができ、組織や社会全体の利益を考慮したリーダーシップを発揮することが可能になります。

「最も知恵ある者が統治するべきである」
— プラトン

  1. 視野の広がりと柔軟性:
    サルトルの実存主義は、「人間は自由の刑に処されている」という考えを提唱し、自分の存在や選択に対する責任を強調しました。ビジネスにおいても、予期せぬ状況や変化に柔軟に対応し、自らの選択に責任を持つ姿勢が求められます。

「人間は自由の刑に処されている」
— ジャン=ポール・サルトル

これらの哲学者の教えは、ビジネスパーソンが深い洞察を持ち、倫理的かつ批判的に思考し、適切な意思決定を行うための貴重なツールとなります。

哲学を学ぶことで、ビジネスの世界で直面する複雑な問題に対処するための豊かな視点と知恵を得ることができるのです。

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