今回はモーガン・ハウセル著『サイコロジー・オブ・マネー』をご紹介いたします。
本書はお金との向き合い方についての本ですが日々の生活、仕事にも役立てる一冊です。
以下、絶対に知っていてほしいことをご紹介いたします
この記事をズバリおすすめする方
- 成功と失敗について知りたい方
- サイコロジーオブマネーを読んだ方
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『サイコロジー・オブ・マネー』著者モーガン・ハウセル絶賛したマネー本です全米屈指のデータサイエンティストによる、お金を貯め、富を築くための証明済の方法。
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人生は運とリスク
「人生は個人の努力を超えた大きな力に左右される」この章では努力以上に運とリスクが人生に影響することについて解説します。またどのように難しいい人生とどのように向き合うかを個人的観点で紹介しています。
ビルゲイツは幸運で巨万を手にした?
ビルゲイツは今のマイクロソフトがあるのは100万に1の確率で幸運にも若い段階でコンピ
ュータに触れることができたことだと本人も認めています。
「もし当時、レイクサイドスクールにコンピューターが導入されてなかったらマイクロソフトはこの世に存在していなかったでしょう」
サイコロジーオブマネー もうガン・ハウセル著 43p
しかし、当時の同級生である親友であるケント・エバンスは100万分の1の確率で在学時の
山岳事故で命を落としました。彼もまた、マイクロソフトの共同創業者になるはずであっ
た男です。
このように世の中は運とリスクが私たちの人生に大きく影響しているのです。
その為、個々の成功例や失敗例を見て、「成功者がしたのと同じことをしよう」「失敗し
た人がしたことは避けよう」と教訓を見いだすことは不可能です。なぜなら、運とリスク
がもたらすものが複雑で大きすぎるからです。
・あらゆる成功が努力だけではない、と同時にあらゆる失敗も怠惰によるものではない
・「運やリスクによってもたらされた部分」は本当に紙一重であり、コントロールが効かない
なので成功も失敗もそこまで一喜一憂するほどたいしたことではない。全ては運とリスクがもたらしたと考えることで成功と失敗の捉え方も変わります。これを知るだけで少し身軽に行動を起こせると思います。
私たちが注力するべきは運とリスクの存在を認めて、可変の余地がある場所で行動することです。それはつまり、自分自身の行動であると私は考えています。運は必ず行動を続けた者に現れると私は信じてます。
テールイベントの絶大な力
現在活躍する企業やビジネスの成功をもたらしたのはテールイベント(数千から数百分の一の確率で起こる例外的な出来事)の結果だと言えます。いわば1%以下の出来事が成功をもたらしているのです。
そして、実は私たちが注目しているほとんどがテールイベントの成果なのです。それまでに無数の失敗があったことに私たちは気付かないのです。今となっては巨大映画産業のディズニーですが、たった一本の映像が大きく未来を変えました。
ディズニーを変えたたった1本の映像?
1930年ごろ、ディズニーは当初400本以上の作品を出していたが赤字続きでした。すべてを変えた作品は「白雪姫と7人の小人たち」でありそれまでの収益とはけた違いの利益を生み出しました。
「私たちは物事の多くが失敗するのが当たり前であることを忘れている」
サイコロジーオブマネー モウガン・ハウセル著 108P
本書にあるように私たちはもっと失敗が当然であると許容的な姿勢で物事に取り組む必要があります。99%の失敗でも1%の成功が全てを解決してくれる可能性がある限り私たちは手と頭と足を止めてはいけません。成功者たちも無数の失敗を経て現在、成功しているのですから
誤りの余地
「誤りの余地を残しておくほど、どんなことにも耐えやすくなる」
サイコロジーオブマネー もうガン・ハウセル著サイコロジーオブマネー モウガン・ハウセル著 205P
誤りの余地というのは不測の事態、予想外の出来事のために余裕を残しておくことです。
私たちが運を確実につかむ、テールイベントをものにするためには絶えず挑戦できる状態が必要です。一番やっていけないことはチャレンジしているゲームから降りてしまうことです。
ロシアンルーレットはプレイするな?
ロシアンルーレットは1つだけしか銃弾が入っていないいわば負ける確率が低いゲームです。しかし、その1発の銃弾を当ててしまえば私たちは名実ともにゲームオーバーとなります。
もちろんそんなゲームに参加することはないとは思いますが、悪いことが起きた時のリスクが人生を破滅に導くものであれば私たちはそれを遠ざけなくてはいけません。
とはいってもリスクというのは突然降りかかるものです。では私たちはどうすればいいのかというと破綻しても大丈夫な別の選択肢を準備する。これが一番大事だと思います。
あなただけのゲーム
私たちのとても短い人生でもたくさんの出来事に出会います。そしてそれらは私たちの行動指針を悩ませて判断を苦しめます。ここで忘れていけないのは「自分がプレイするゲームを明確にしておく」ということです。
自分にとっての成功のために何が必要かを常に優先順位をおいてゲームはプレイしなくてはなりません。
まとめ
- 成功も失敗も大したことないのでチャレンジし続けよう
- 9割失敗は当たり前、1割の成功ですべてを取り返せる
- 常に別の選択肢を残しておく、破産するようなリスクは遠ざける
- あなたの価値基準で人生をプレーする
お金との向き合い方は同時に人生とどのように向き合うかを教えてくれます。この記事ではお金ではなく本書を通してどのように人生と向き合うかを紹介しました。
そのほかにも役に立つ考え方などお金との向き合いたい方はぜひ読んでみてください!
著者について
モーガン・ハウセル
ベンチャーキャピタル「コラボレーティブ・ファンド社」のパートナー。投資アドバイスメディア「モトリーフール」、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の元コラムニスト。米国ビジネス編集者・ライター協会Best in Business賞を2度受賞、ニューヨーク・タイムズ紙Sidney賞受賞。妻、2人の子どもとシアトルに在住
「The Psycology of Money」 一生お金に困らないマインドセット モーガンハウセル