「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考|自分の考えを見つける旅に出よう!

自己啓発
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SNSが普及しあらゆる情報に容易にアクセスできる現代では「自分だけの答え」を見つけることの方があなたにとっては難しいのではないでしょうか。

他人が発する言い分やアルゴリズムに踊らされていては自身の人生を満足させるのはハッキリ言って不可能です。

このまま何も考えずに社会に与えられた軸を頼りに生きていくのはこの先、かなりマズい状態で俗に言う「何者でもない人」なり下がってしまう可能性があります。

ではどうしたらいいのか?

それは私たちは「自分だけの視点」で物事を見て、「自分なりの答え」を求めるように探求することです。

自分なりの答えをどのようにして生み出していくのか本書はそれを見つける大きなヒントを与えてくれる1冊です。

本記事ではアート思考についてとアート思考をどのように鍛えるのかについて解説いたします。

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本書では実際の6つのレッスンを通じて自分なりの答えをどのようにして生み出していくのかについて大きなヒントを与えてくれます。

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20歳の時に知っておきたかったこと 新版

本書ではどのようなアプローチで自身の考えをアップデートしていくかにおいては必ず助けになってくれる1冊です。

自分なりに考えて自身の中に小さなイノベーションを起こし日々を変えたい方にはこの本はおすすめです。

アート思考とはいったいどのような考え方なのか

アート思考とは、自分の内なる興味に基づいて独自の視点で世界を捉え、個人的な探求を続ける方法です。これは、物事を自分なりの視点で見ることや、自分だけの答えを見つけ出すための思考方法です。

既存の価値観や固定観念にとらわれず、他人からの評価に左右されず、自分自身の考えをもとに問いを見つけ出し、深めていくことでアート思考は養われます。

アート思考を実践している人々をアーティストと呼びますが、美術に関わる人々だけがアーティストではありません。

アート思考を植物に例えると?

アートを植物に例えるなら、アート思考は3つの要素から成り立っています。これらの要素を通じてアートは花開き、私たちの世界に魅力的な色彩を添えています。それでは、このアートの植物を詳しく見てみましょう。

1. 表現の花:

アートの世界における「表現の花」は、アーティストたちが創り出す作品です。これらの作品は、芸術家の感情や視点、アイデアが鮮やかに咲き誇り、社会において美しさや意味を提供します。アートの中でも、この美しい花が最も目立つことが多いでしょう。

2. 興味のタネ:

「興味のタネ」とは、アーティストたちの内部に眠る興味や好奇心の源です。これらの個人的な嗜好や関心事は、アート思考の根幹を成すものです。興味のタネから生まれるアイデアや情熱が、アーティストの活動のエネルギー源となります。

3. 探求の根:

最後に、アート思考の要素である「探求の根」があります。これは「興味のタネ」から派生し、深化していくプロセスを指します。探求の根は、アーティストが独自のアイデアを追求し、新たな視点を模索するための土壌です。ここから派生する探求が、アートをより深化させ、革新的な発想を生み出します。

私たちはしばしば「表現の花」に注目し、美的価値や感動を求めがちですが、実際には「探求の根」こそが真の育てるべき要素なのです。自身の興味や好奇心を育て、探求の根を強化することが重要です。それによって、私たちは自身の視点で物事を考え、新たなアイデアを発見し、アート思考をより深化させることができます。

アート思考は、芸術だけでなく、ビジネスや日常生活においても非常に重要なスキルです。自分自身を育て、興味を追求し、新しいアイデアを探求することで、自身だけのユニークな人生を築く手助けとなります。

アート思考が現代にこそ必要な理由

現代社会でアート思考がますます求められる理由は、外部の状況ではなく、自己探求と独自の視点を通じて独自の解決策を見つける能力が、今の時代の個人にとっては極めて重要だからです。

新型コロナウイルスの拡大やAI技術の進化など、将来の不確かさを伴うVUCA(不確実性、不安定性、複雑性、曖昧性)の時代に突入しています。

社会が急速に変化するたびに、常に新たな正解を見つけ出すことは難しく、内面への深い探求で自らに課した問いを自分で正解を作り出すことが必須のスキルとなっています。

日本で生きるビジネスマンにとっては、かつてのような終身雇用や年功序列といった従来の制度は減少し、人材の流動性が高まっています。したがって、キャリアにおいてもアート思考が重要な要素となります。

アート思考は、外部の状況だけでなく、自分自身と向き合い、独自の視点で問題に取り組む能力を育むものです。このスキルは、常に変化する環境に適応し、新たなアイデアを生み出し、自身のユニークな道を切り開くために不可欠です。

このような背景から、美術は大人が再び学び直すべき価値ある教材として、注目されています。

自身の独自の視点や考えを養うために、美術は最適な手段であり、自分自身のアート鑑賞方法を確立することがアート思考を育む手助けとなります。

美術を通じて、新たな視点や創造性を発展させ、個人的な成長と問題解決能力の向上を促すことができるのです。

どのようにしてアート思考を鍛えるのか

アート思考を磨くために、実際のアート作品に触れ、自身の考えを探ることが至上の修練となります。

アート作品を鑑賞する際に、以下のステップを踏むことをお勧めします。これらのステップを通じて、自身のアート思考を鍛え、新しい視点を発見することができるかもしれません。

初級編:アウトプット鑑賞
最初に、作品を見て自分が感じたことをアウトプットしましょう。具体的に「どこからそう考えたのか?」や「そこからどう思うのか?」と自問自答を行います。これにより、作品に対する最初の印象や感情を捉えることができます。

中級編:作品との対話
中級編では、解説を見ずに、作品自体を見て解釈してみることが重要です。解釈に関する他人の意見や情報を排除し、自分だけの作品への解釈を試みます。特に、作品からストーリーを想像するアプローチが効果的です。自分の想像力を活用して、作品が語る物語を探求しましょう。

余談ですが、私は基本的に美術館に足を運び鑑賞をする際は必ず自分だけの解釈で勝手にストーリーを生み出して美術鑑賞を楽しんでいます。

中級編2:常識を超えた鑑賞
この段階では、意図的に通常とは異なる視点から作品を眺めることが大切です。過去の時代や異なる文化の視点からアプローチし、作品の別の解釈を模索します。また、視覚以外の感覚を活用して、作品を感じる試みも有益です。これにより、作品の多面性を理解し、新しい洞察を得ることが可能です。

上級編:背景との対話
最終段階では、作品の背後にある背景や制作の文脈を知った上で、それらを自分なりに考えてみます。作者が作品を生み出す際の思考や意図を理解し、作者と自分自身との解釈の違いを考察します。この段階では、作品が持つ深層に迫り、アートの真の意味を探求します。

これらのステップを通じて、アート作品を通しての思考力と感性を向上させ、アート思考を発展させることができます。

アート鑑賞は、創造力を高め、新しいアイデアや視点を養うための貴重な手段であることを忘れずに、自分自身を豊かにするために活用してみてください。

実際に本書でレッスンを体感してみよう

本書ではアート思考について6つのレッスンをもとにどのようにして作品を鑑賞して自分なりの考えを確立していくかについて解説されています。

多くの人に「こんな授業が受けたかった! 」「この美術、おもしろすぎる…!!」と言わしめたレッスンになっているので絶対に損はしません。

Amazonではギフトとして送られている商品第1位にランクインしていた本なので読んだ人が誰かにオススメしたくなる作品です。

以下では簡単に作品について解説いたします。

アート思考6つのレッスン

アンリ・マティス「緑のすじのあるマティス夫人の肖像」

アンリ・マティスの「緑のすじのあるマティス夫人の肖像」は、世界を描く伝統的な方法からの解放について考えさせられます。この作品は、目に映るものだけでなく、芸術家の感情や独自の視点を表現する手段としてアートの可能性を示しています。

パブロ・ピカソ「アヴィニョンの娘たち」

パブロ・ピカソの「アヴィニョンの娘たち」は、リアルな写実性に縛られないアートの可能性を探求しています。この作品では、一つの視点だけが現実的なものではなく、異なる視点やアプローチを通じて、複雑で多層的な現実を表現しようとしています。

ワシリー・カンディンスキー「コンポジションⅦ」

ワシリー・カンディンスキーの「コンポジションⅦ」は、具象物に依存しないアートの魅力を探求しています。この作品は、抽象的で非具象的なアートが魅力的で意味深いものであることを示しており、アーティストの創造力と感性が重要であることを示唆しています。

マルセル・デュシャン「泉」

マルセル・デュシャンの「泉」は、美しさだけでなく、思考を通じてアートを表現する可能性を探求しています。この作品は、アートを視覚的な美だけでなく、思考としても表現できることを示し、アートの自由な表現を追求します。

ジャクソン・ポロック「ナンバー1A」

ジャクソン・ポロックの「ナンバー1A」は、作品を物質として捉える新しい鑑賞の視点を提案します。この作品は、アートを単なるイメージではなく、物質的な存在として捉え、アート鑑賞のアプローチを変えるきっかけとなります。

アンディ・ウォーホル「ブリロ・ボックス」

アンディ・ウォーホルの「ブリロ・ボックス」は、アート作品の明確な線引きを解消し、美術作品に新しい視点をもたらします。この作品は、アートの枠組みが柔軟であり、異なるアート表現の可能性を示唆しています。

これらの作品は、現代のアートを再評価し、新たな視点を発見する示唆に富んだ例です。これらの作品を通じて、アートを通しての思考力と感性を向上させるヒントを得ることができるでしょう。アートは単なる視覚的な楽しみだけでなく、深い洞察と創造力の源でもあることを再認識しましょう。

著者について

末永幸歩

美術教師/東京学芸大学個人研究員/アーティスト
東京都出身。武蔵野美術大学造形学部卒業、東京学芸大学大学院教育学研究科(美術教育)修了。
東京学芸大学個人研究員として美術教育の研究に励む一方、中学・高校の美術教師として教壇に立つ。現在は、東京学芸大学附属国際中等教育学校で教鞭をとっている。
「絵を描く」「ものをつくる」「美術史の知識を得る」といった知識・技術偏重型の美術教育に問題意識を持ち、アートを通して「ものの見方を広げる」ことに力点を置いたユニークな授業を展開。生徒たちからは「美術がこんなに楽しかったなんて!」「物事を考えるための基本がわかる授業」と大きな反響を得ている。
彫金家の曾祖父、七宝焼・彫金家の祖母、イラストレーターの父というアーティスト家系に育ち、幼少期からアートに親しむ。自らもアーティスト活動を行うとともに、内発的な興味・好奇心・疑問から創造的な活動を育む子ども向けのアートワークショップ「ひろば100」も企画・開催している。著書に『「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考』がある。

末永幸歩 | 著者ページ | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)

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