今回は森岡毅さんの著書「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 」の戦略的思考の箇所について要約しました。
戦略的思考は必ずと言ってよいほど必要な考え方で何かを達成したい方には必須のフレームワークです。本書を読み学ぶことであらゆることの成功確率はグッと上がると信じています。
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「顧客起点マーケティング」は本書の次に読むにはもってこいの1冊です。
同じくP&Gのマーケターである西口さんは本書にもある消費者視点の分析について徹底的に書かれています。
本書を読んでマーケティングをさらに深めていきたいという方は一読ください。
本書は良い戦略と悪い戦略の違いを明確に説明し、良い戦略を立てるためのガイドラインを提供しています。本書を読めば自分の行動が最適かできるように考える思考を手にすることができます。
戦略的に考えることがなぜ重要なのか
戦略的に考える必要性とはつまり、達成したい目的に対して常にリソースが足りないからです。目的達成の可能性を上げるためには持ちうる資源を有効活用しなくてはならないのです。
ここでいう資源というのは、時間、お金、人材、時間、情報といった経営資源を指します。
そのために私たちは常に限りあるリソースの中で目的を叶える方法を戦略的に考える必要があります。
例えば受験の場合、志望校合格という目的に対して利用できる時間、環境、お金、モチベーションというのは有限ですよね。仮にすべてが無尽蔵に湧き出るのであれば、ひたすら勉強できれば目的は達成できるはずです。
実は私たちが持ちうるリソースというのはどのライフステージにおいても足りない状態です。その中で目的を実現していく必要があります。
この足りてない有限な状態でどのようにリソースの配分を選択して目的を達成するかを考えることが戦略的思考の核となります。
この考え方を持つことで目的達成の確率を大きく上げることができるのです。
戦略的思考での考え方
戦略的に考えるとは「目的→目標→戦略→戦術」の順で考えることです。
本書では以下のように表現されています。
目的:OBJECTIVE(達成すべき使命)
USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門 森岡毅
目標:WHO(ターゲットは誰か?)
戦略:WHAT(何を売るか?)
戦術:HOW(どのように売るのか)
戦略的に考えられるということは以上の要素を目的→目標→戦略→戦術の大きなところから考えることです。
ここの順序が逆になってしまうことで無駄なリソースを割いてしまい目的達成の確率が下がってしまします。
気を付けないといけないことは「目的と目標」「戦略と戦術」を混同しないことです。
目的と目標
目的というのは、「そもそも最終的なゴールは何か?」であり戦略的思考の中では最上位概念です。
目的を達成するための、「具体的なターゲット(的)」でリソースを割く対象となります。
ここでは目標を達成するのではなく目的を達成をすることが大事です。
「的に対して資源を投じた結果あなたの目的が達成されるのか」これは常に考えましょう
戦略と戦術
戦略は目的を達成するための資源配分の選択で
戦術は戦略を実行するためのより具体的なプランです。
リソースの配分を選択したのちにどのようなプランで戦うかを具体的にするのが戦術です。
私たちは常に目的→目標→戦略→戦術の順で立ち返り考えなくてはいけません。達成したい目的を必ず念頭に置き続けましょう。
良い戦略、悪い戦略の見分け方
成功するための戦略を見極めることは、ビジネスの成否において非常に重要です。そのため、ビジネスマンにとって有益な戦略を採用するための指針が存在します。
その中でも、4S法は特に有用です。この方法は、ビジネス戦略を選別するために「Selective(選択的か)」「Sufficient(十分か)」「Sustainable(継続可能か)」「Synchronized(自社の特徴と整合するか)」の4つの要素を検討します。
- 選択的か (Selective)
戦略の中心に位置するのは、「何をやるか」と「何をやらないか」を明確に区別できるかどうかです。良い戦略は、これらの選択が明確になっているものです。ビジネスにおいて、優先順位付けと資源の最適な利用が可能になります。 - 十分か (Sufficient)
戦略を実行するには資源が必要ですが、それらの資源が勝利に向けて十分であることも重要です。資源が不足している場合、戦略はうまく機能しません。戦略は焦点を絞り、必要な資源を集中的に投入できるようにするものです。 - 継続可能か (Sustainable)
成功は短期的にもたらされることもありますが、本当の成功は中長期にわたって持続できるものです。競合に容易に模倣される戦略や、資源が継続的に供給されない戦略は、持続可能ではありません。戦略は長期的な視野で考え、競争力を保つことが必要です。 - 整合性があるか (Synchronized)
最後に、ビジネスの特徴や強みに合わせた戦略が重要です。自社が優れた技術力を持っている場合、それを活かす戦略が整合性があります。自社の独自性を活かし、競合他社との差別化を図ることが、成功への道です。
4つのSすべてが完璧に一致するのは難しい場合もあります。しかし、4つのうち3つが適用され、1つが特に優れている戦略は、爆発的な成功の可能性を高めてくれます。
つまり、バランスが取れた戦略が成功につながるのです。
したがって、ビジネス戦略を策定する際には、4S法を念頭に置いて、選択の際の指針として活用することで、ビジネスの成果を最大化できるでしょう
成功を追求するビジネスマンにとって、この4つの要素は不可欠なものと言えます。
まとめ
戦略的思考はマーケティングに限らず人生のあらゆる場面で役に立ちます。
戦略的に考える必要性は、人生において非常に重要です。なぜなら、私たちの人生には数限りない目標や願望があり、それらを達成するためには常に限られたリソース(時間、お金、エネルギーなど)しか持っていないからです。
目的達成の可能性を高め、より充実した、満足のいく人生を築くための鍵となります。どの目標にも適用可能でありあらゆる側面で役立つアプローチです。
本書はその他にも必ず皆様の役に立つ考え方がたくさん記載されているので是非読んでみてください。
その他読んでほしい場面
- どう戦うかではなくどこで戦うか
- 自分の強みを活かすには
- あなたが持つまだ認識できていないリソース
- 消費者理解について
【PR】著者について
森岡 毅:
1972年生まれ、兵庫県出身。神戸大学経営学部卒。96年、P&G入社。日本ヴィダルサスーン、北米パンテーンのブランドマネージャー、ウエラジャパン副代表などを経て、2010年にユー・エス・ジェイ入社。革新的なアイデアを次々投入し、窮地にあったユニバーサル・スタジオ・ジャパンをV字回復させる。12年より同社チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)、執行役員、マーケティング本部長。著書に『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』『確率思考の戦略論』(ともにKADOKAWA)
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