今回は、2025年6〜7月に読んだ本の中で、
「これは自分にとって当たりだった」と思えた3冊をご紹介します。
特に共通テーマがあるわけではありませんが、
どれも読後に何かしらの“変化”をくれた本たちです。
実際に行動変容につながっているのかは分かりませんが、実際に改めてブログを書こうと動き出しているのが変化の証ではないかと感じております。
以下の本はどれも自己啓発に分類されてしまうと思います。
「また自己啓発本を手に取り読んでる…」
そんな自分にうんざりしつつ、やっぱり読んじゃったんです。
良い言葉に出会うことはできたと思うので皆様のほんのわずかなきっかけにでもなってくれればと思い紹介します。

FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略
科学が証明した“人は環境で変わる”という当たり前の真実を、強制的に腹落ちさせてくる一冊
「あなたが変われないのは、意志が弱いからじゃない。環境が悪いからだ。」
この言葉が本書のすべて。
つまり、“強い意志”より“正しい環境設計”が、人を動かす。
ジムに通いたいなら、近くにジムがある場所に住め。
朝型になりたいなら、夜型の友人とは距離を置け。
成功したいなら、すでに成功している人と同じ空間に入れ。
僕自身、この本を読んだからといって劇的な変化があったわけではないですが、
どうしたら自分をセルフで動かせるように設計していくか?
この視点で物事を考えられるようになったのはここ直近での大きな教訓です。
「自分を変えたいのに、全然変われない」
「環境を整えろと言われても、実際どうすれば?」
そんな人には刺さる内容なのではないかと思います。
✔ 特に刺さったポイント
- 「意志力神話」は改めて力にならないと実感
- 環境を変えることに罪悪感を抱かなくなった
- 無理やりな行動目標より、“仕組みの方針”が定まった
▶ こんな人におすすめ
- 変わりたいのに変われないと感じている人
- 環境のせいにするのが甘えだと思っていた人
- 習慣づくりに何度も挫折してきた人
あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方
本書はタイトルからも伝わるとおり、「人生は短い」という厳然たる事実を前提に、時間の浪費を生み出す“モンスター”たちの正体とその克服法について、非常に実践的かつ哲学的な視点から描かれています。
特に私が印象に残ったのは、「人生の3つの理(ことわり)――死・孤独・責任」からは誰しも逃れられないという前提のもと、著者が読者に問いかける姿勢です。
これらの“理”にどのように向き合うかを深く掘り下げていく構成には、自己啓発書でありながらも、どこか修行的で、静かに心を揺さぶられる感覚がございました。
▶ こんな方におすすめです
・日々の忙しさのなかで「このままで良いのか」とふと立ち止まりたくなる方
・SNSや周囲のペースに巻き込まれ、自分の時間感覚を見失いがちな方
・時間管理術ではなく「時間の意味」そのものを見つめ直したい方
▶ 特に刺さったポイント
・「時間を失う」のではなく、「自分を見失う」ことの怖さに気づかされた点
・逃れられない「死・孤独・責任」に対して、“どう生きるか”の方に重心を置いた誠実な語り口
・読了後、ToDoを増やすのではなく、少し立ち止まって“静かに選ぶ”気持ちを持てたこと
『サードドア―精神的資産のふやし方』(アレックス・バナヤン 著)
本書は、19歳の大学生である著者アレックス・バナヤン氏が、自らの人生を大きく変えるべく始めた“突撃インタビューの旅”を通じて得た学びを、ストーリーテリングの形でまとめたものです。
いかにして成功者たちは“常識の入り口”ではなく、“第三のドア”からチャンスを切り開いてきたのか——その軌跡を通して、読者に「自分も行ける」という勇気を与えてくれる一冊でございます。
読み進めていく中で印象的だったのは、成功の裏側にある“戦略的思考”と“行動力”の両立です。中でも、私が特に刺さったのは「パイプラインを複数用意しておくことの重要性」についての記載です。
これは営業活動においては常識とされる考え方ですが、本書はそれを人生戦略にまで昇華しており、「選択肢を持ち、リカバリープランを確保しておく」ということが、予測不能な局面での強さにつながることを改めて実感いたしました。
▶ こんな方におすすめです
・「普通の道」や「正攻法」だけでは行き詰まりを感じている方
・チャンスの扉が開かないと感じているが、別ルートを模索したい方
・リスクとチャンスの“戦い方”をリアルな体験談から学びたい方
▶ 特に刺さったポイント
・一流の人たちは皆、目に見えない“第三のドア”を探していたという共通点
・営業の現場と同じく、複数のパイプラインや選択肢を用意する重要性を人生全体に応用していたこと
・「最初からうまくいく」ことを期待せず、試行錯誤の中で突破口を見出していく姿勢の大切さ
読後に共通して感じた“3つのテーマ”
今回ご紹介した3冊は、分野こそ異なるものの、通底して流れているテーマがございます。それは、「人生を意図的にデザインするためには、自分自身の選択と行動に責任を持ち、複数の選択肢を用意しておくべきである」ということです。
■ 本を手に取るという“選択”がもたらすもの
私自身の仮説として、本というメディアは、普段は流れていってしまいがちな「時間」や「選択」について、静かに、深く考える“思考の場”を提供してくれるのではないかと感じております。
たとえば、
- 「今のままでいいのか?」
- 「5年後の自分は、どこにいたいのか?」
- 「選択肢は一つしかないと思い込んでいないか?」
といった問いに立ち止まるきっかけを与えてくれるのが、読書なのだと思います。
忙しない日常の中で、本を開くという“ささやかな選択”が、自分自身の内面と対話する機会になり、それがやがて大きな行動や変化へとつながっていくのではないでしょうか。
最後に
もし、何かを変えたいけれど何から始めていいかわからないという思いをお持ちであれば、ぜひ今回ご紹介した本のどれかを手に取ってみてください。
自分の未来に“意図”を持ち、
今この瞬間の“行動”を意味あるものに変えていく——
そのための小さな第一歩として、本はとても頼もしい味方になってくれるはずです。
Audibleでオーディオブックを楽しもう
忙しい日常の中で本を読む時間を確保するのは難しいと感じている方も多いのではないでしょうか?そんな方におすすめしたいのが、Audibleで著書を手軽に聴く方法です。
Audibleなら、通勤や家事の合間にも楽しむことができます。知識が身につくと同時にストレスを感じることなく学ぶことができます。
また、期間限定のみでしかダウンロードできないような作品が多数存在しているのでまずは無料登録をしてあなたの最高の1冊をキープしておきましょう!