非常識な成功法則 神田昌典著 まとめ要約

自己啓発
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今回は多くのビジネス本を出している神田昌典さんの1作である「非常識な成功法則」を解説いたします。この本はビジネスで成功した人は必ず聞いたことがあるもしくは読んだことがある1冊です。

読むきっかけとなったのはTwitterでとある方たちがお勧めしていたのを見たからです。これまであった成功法則とはまた違った観点で成功法則について教えてくれる1冊です。お金持ちになるとはについても触れられているので経済的な成功を収めたい方は絶対に読むべき1冊です。

今回は最初の1,2章を解説いたします。
まずは最初に書いてあることをだまされたと思って実践してみてください。

紙に書いたことは実現する

成功を実現するには目標を紙に書くことです。紙に書いた目標は実現するんです。

「いやいや、そんなことはない」って私も思いました。でもよくよく考えてみると成功したといわれる人は紙に書いたことを実現しているんですよね。

代表的な例でいえば、大谷翔平選手のマンダラチャートや本田圭佑選手の本田ノートなど世界で活躍するようなアスリートは実現したいことをほとんど紙に書いて実現しています。さらにメモの魔力で有名な前田裕二さんは実現したいことをまるで地図のようにノートに書いています。

実は成功した人というのはみんな知らないだけでノートやメモにに実現したいことを書いているんだと思います。私たちはただ、それをしてこなかっただけなんです。

ではどのように目標を紙に書いていくのかが本書では紹介されていますので解説いたします。

やりたくないことを書き出す

まず最初にしなくてはいけないのはやりたくないことを見つけることです。多くの目標設計は実現したいことから見出してしまいますが、ここが大きな違いです。強いて言うならほかの成功本にはない非常識なポイントです。

神田さんは紙に書いた目標を実現するためには「良い目標」を立てる必要があると仰っています。
良い目標とは本当にやりたいことを見出すことです。このやりたいことを見出すためにやりたくないことを見つけ出す必要があります。

やりたくないことを見つけ出す理由としていきなりやりたいことを書き出してしまうと、世間体に影響されてやらなきゃいけないことを書き出してしまったり、自分でやりたいことを自覚できていない可能性があるからです。

やりたくないことを書き出すことによりやりたいことが洗練されていくのです。また、洗練されることでやりたいことに情熱を傾けられるようになります。

やりたくないこと、やりたくないことを自分で選択していくという作業は自分の人生にレールを敷くという作業になるので、自分で敷いた人生のレールだからこそ人生が加速していくようになります。

ここで注意しないといけないポイントは
「やりたくないことをやらなくてよいということではない」という事です。

あくまでもやりたくないことを明確にしていくことが目的で

・本当にやりたくない事なのか
・やりたくないことに学びはあるのか
・学びはどれくらいで回収できるのか
を考えなくていけません。

ミッションを書き出す

「やりたいこと」「やりたくないこと」が明確に理解できれば、自分は何のために生きていくかを考えられるようになります。つまり、やりたいことを実現するためにどのような目的意識をもって生きるかということです。これがミッション(=使命)です。

私たちは自分のミッションを見出して書き出さなくてはいけません。
これを明確化できることで人生の目的意識を持ち始めるようになり、脳が必要な情報や資源をキャッチできるようになるからです。

ミッションを書き出すには
・自分の命が残り半年なら何をやらなくてはいけないのか
・その半年の間にお金を一銭ももらえなくてもやることは何か
の2点を自分自身に質問を行い書き出します。

この質問である意味として、私はは本当に自分が成し遂げたいことや実現したいことに正直になるために必要だからだと考えています。

私たちは世間体に大きく影響受けすぎるあまり、本当に実現したいことを自覚できません。
自分の人生の時間を短く考えることで本当に実現したいことを考えることができます。

この時になかなか思い浮かばない人は幼いころの経験を思い出してみるのです。
・子供ころに辛いことをした経験
・父親や母親への葛藤した経験
・今までどんな苦労をしたのか
・その苦労にはどんな意味があったのか

この幼いころの経験がミッションつながる場合があります。
なぜなら、私たちの幼いころの経験が人生の核としてやりたいことに結びついているからです。

ミッションが導き出されれば紙に書きましょう。最初は思いついたままできかっこいい文章でなくても大丈夫です。紙にまず書いてみないと実現しません。

こんなこと信じられないと思い実践しない人は多いでしょう。ですが、これすらもやってみようとならない事には何も行動を起こすことができないと私は思います。
信じれずにやらなかった人はその瞬間から自分の成功を自身で拒否したと考えてください。

◆まとめ

・やりたくないことを書く
・やりたいことを書く
・やりたいことから自分のミッションを見出す

ここでの大事なことはまず実践してみることです。
だまされたと思って実践しましょう。

紙に書いた目標の実現を加速させる

成功の実現を加速させるために私たちは自分の実現したいことに意識をより深く向けさせるようにしなくてはいけません。そのために潜在意識をプログラミングします。

潜在意識というのは自分が意識として健在していない99%の意識のことです。
潜在意識の構造については石山喜章の組織学にある「潜在意識の構造を知る」に詳しく書かれているので確認してみてください。

潜在意識の構造を知る│石山喜章の組織学 (c-c-o.jp)

「非常識な成功法則」として解説されている潜在意識をプログラミングする方法としては誰でも簡単にできる内容になっています。

目標を書いた紙を寝る前に見る、持ち歩く

無意識の自分により目標を認識させるためにやることは2つです。
先ほど書いた紙に書いた実現したいことを夜の寝る前に見ることとカバンに入れて持ち歩くことです。

紙に書いた目標を定期的に見れるようになると無意識的に自分が目標の実現のために何をしたらいいのか、何が必要かを考えるようになります。この時に思うような考えが出なくても無意識に刷り込んでいくのが重要です。このように無意識にプログラミングしていくことで徐々に自分の行動が変わり始めます。

この方法はマーフィー100の成功法則にも書かれているので参考にしても良いかもしれません。
神田さんの非常識な成功法則にはマーフィの成功法則と重なるところが多い印象です。

目標を毎晩10個書く

さらに実現を加速させるために毎日目標を10個書くことです。
理由は少しでも1歩を踏み出せるようにするためです。

先ほどご紹介したミッションを書き出した紙には期間についての制限がなく、達成にあたり大きな時間がかかり途方もないものが多いかと思われます。目標に近づいている自己認識を得るためにも短期的な目標を日々アップデートしていく必要があります。

長期的に掲げたミッションと短期的な目標をバランスよく取り入れることで実現に向かって進み続けることができます。

具体的にどのように短期の目標を設定するのかは「SMARTの法則」に基づき10個の目標を書くことです。

◆SMARTの法則
・S: 具体的である(Specific)
・Ⅿ: 計測できる (Measurable)
・A: 同意している (Agreed upon)
・R: 現実的である (Realistic)
・T: 期日がある (Timely)

お金持ちになりたいというミッションがあればそれをSMARTの法則でより具体化していくイメージで考えていきます。毎日書く理由としては目標に対しての変化を見逃さないようにするためとより意識的にしていくことが必要であるからです。

1歩目を踏み出す

10個の目標を掲げることができたらどれか一つに丸をつけて1つのことにフォーカスします。

フォーカスするべき選択肢はなるべくその目標がほかが達成すれば他の9つの目標さえも実現が近づくようなものであるといいです。

フォーカスした選択肢に対して自分は何が今日、もしくは明日にできるのか書き出します。
どんな小さなことでもいいので自分が行動できることを書くことが重要です。

なぜなら、1歩目が一番難しいからです。この第1歩を踏み出すために小さなことでも行動しましょう。この作業さえできれば確実にミッションが実現に大きく近づくことができます。

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まとめ

非常識な成功法則を実践するのは簡単なことです。
ですが、こんなことがあるわけがないと疑って誰も実行しないのがほとんどです。

疑いを持ちつつづけて行動しないかまずは信じてやってみるこれが大きな違いだと思います。

自分自身の成功を自分で拒否せずにすぐに行動を起こすことが重要です。
まずは紙とノートを用意するそれだけです。

もし、行動しても結果が表れないという方は別の本であるLong Gameを読むのをお勧めします。
長期的な目線をもって成功を実現する方法やマインドがLong Gameでは学ぶことができます。

ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために / 原タイトル:THE LONG GAME[本/雑誌] / ドリー・クラーク/著 伊藤守/監修 桜田直美/訳
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