今回は東南アジアなどで広く読まれている自己啓発系の著者である喜多川さんの「手紙屋」を紹介いたします。
私なりの結論を先にまとめておくと「よくある自己啓発系の1冊」という括りかなという印象です。
しかし、内容は働くこと社会に出て何かを成し遂げるにはという要素が強くメッセージとして残されているので就活生はまずこの1冊を読んでみて働くことについて考えさせてくれます。
就職活動や入社して意欲が下がり始めた社会人1年目から2年目の方には必ずお勧めできる1冊です。
本記事では役に立つと思った点や自分の考えを皆様に共有いたしますので本書を読んでみてとあるサラリーマンブロガーの感想を知りたい方は是非確認してみてください。
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本書はYouTubeチャンネル「学識サロン」でも絶賛されている1冊です。
本当は教えたくない1冊をわかりやすく要点をまとめて解説しているので参考にしてみてください。
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喜多川秦「手紙屋」要約 書評
手紙屋あらすじ
就職活動中の大学生の西山諒太は就職活動の真っ最中。横浜にある書斎カフェで奇妙な「手紙屋」という広告とめぐりあいます。
10通の手紙をやりとりすることであらゆる夢を叶えてくれるという「手紙屋」との10通の手紙のやりとりを描いた作品。
この10通の手紙のやり取りの中で主人公の行動やメンタルセットが大きく変わっていきます。
手紙屋 大事なポイント
物々交換の話
よく考えれば当たり前なのですが、欲しいものを手に入れたいときの基本は必ず物々交換が発生しているということを本書の最初の手紙では述べられています。
何かを購入する時もモノとそれに見合うだけのカネを交換して手に入れているのです。お金を通じて相手とちょうどいい価値を照らし合わせて交換しているのです。
本書ではお金だけが欲しいものを手に入れる方法ではないということが書かれていてお金ではなく自分を磨いて欲しいものを手に入れる方法というのが存在していることを教えてくれています。
逆にお金で手に入らないようなものは自分の価値で交換しないといけないことがたくさんあります。
簡単な例えでいえば恋愛なんかはその一つだと思います。(資金力を片手に異性と結ばれるというのも逆にはありますが、、)
ビジネスでいうと資金調達はお金で調達するものだけではなく、期待、ヴィジョン、コンセプトを通じて投資を募ります。
お金ではない自分の価値で交換できるものがあるのかを自分で見つけていくことが大事です。
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お金と価値の交換の話をより詳しく知りたい方は本田健さんの著書「ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣」をおすすめします。
サービス(価値)を提供してお金をいただく話はお金と働くについてのヒントが隠されています。
働くというので考えた時も全く同じであなたが欲しいお金というのをあなたの価値で交換しているのです。あなたがどれだけの価値を発揮して他人を幸せにしたかでお金は支払われるのです。
労働量や時間を投下して価値を提供するだけではなく、それ以外にもたくさんの価値を提供する方法が皆様にはあるのです。
そして私がこの章を読んで思ったのは、企業で働くことによるお金とあなたの価値の物々交換の恐ろしい点は決して等価交換ではないという点だと考えられます。
あなたが欲しい金額と同等の価値を提供したとしても欲しい金額以下になる人もいればそれ以上になる人がいることを労働者であれば理解しておくのも必要です。
すこしひねくれた解釈ですが、これは紛れもない事実です。労働者としてお金をもらうということは選択した職業がベースで決まってしまいます。
それでもあなたが提供できる価値が増えていけばいくほど指数関数的にはお金とそれ以外で等価交換以上で返ってきます。
まずは自分を磨く、自分の価値を把握するこの2点はどのような形で働くにしろ一番重要で当然のことです。
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森岡毅さんが娘に向けてキャリアの書いた本ですが、自分の強みを価値に変える方法や自分の強みを磨く方法が書かれていて若い人には必ず読む価値があります。
相手に称号を与える話
あなたが出会った人すべてをあなたの味方にする魔法の方法は相手にこうなってほしいという『称号』を与えることです。
あくまでも相手にポジティブな称号を与えてあげるのが大前提です。
これは言葉を使って相手を満たすことで相手の良い面を自分の前で引き出していくことにつながります。
性格というのは意地悪とか優しいとか1つではなくたくさんの要素を持って性格として成り立っています。
先にあなたが良い性格を引き出すような称号を与えることであなたに対して良い一面で向き合ってくれるようになります。
人間関係では自身に対してどのようして良い一面を引き出してあげるかが重要なポイントです。
私はこの称号を与えるについては称号の「与え方」が重要なのではないかなと感じています。
人間は大人になればなるほど自身に対する周囲の評価に疑心になってしまうような気がするのでいかにして称号を与えるのかをコミュニケーションでは大事にしなくてはいけません。
相手の良さを引き出す言葉はどのような言葉なのか?
これを日々のコミュニケーションから意識して増やしていくしかありません。
私は必ず相手の良いところは何か?現状で把握できる相手の良い情報は得られるかを常に意識してコミュニケーションをとろうと行動しています。
この癖をつけるだけで私はたくさんの周囲の見方を増やすことができたと本当に実感しています。
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相手に称号を与えるときに注意したい伝え方が本書では学ぶことができます。本書通じてあなたは適切な称号の与え方を学び、多くの人々を味方につけて生きていくことができます。
夢と情熱の話
夢を叶えることができなかった人たちが、必ず言うことは、
「私には才能がなかった」
夢を叶えることができた人たちが、必ず言うことは、
「どうしてもやりたいことを、情熱を持って続けてきただけ」
夢を叶えるにあたってはその夢が大きければ大きいほど当たる壁は大きくなります。その壁を才能だけで乗り越えてきた人はいないということが本書で書かれています。
ここで大事なことは叶えたい夢に対してどれだけの情熱をもってしつこく粘り強く高い強度で行動を続けられるかが最重要ポイントです。
なによりもあきらめずに情熱を持ち続けて夢を追い続けることができるのか、情熱をもって追いかける過程に才能の花は開きます。
ここからはただの私の応援ですが、夢を持っているあなたは決してあきらめずに情熱をもって夢を追いかけましょう。私も一緒に追いかけます。
どんなに大変で辛くてもしぶとく大胆に行動し続けましょう。
あわせて読みたい
喜多川秦「手紙屋」著者について
喜多川秦
1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。2005年から作家としての活動を開始。
「喜多川ワールド」と呼ばれるその独特の世界観は、小学生から80代まで幅広い年齢層から愛され、その影響力は国内に止まらず、現在は多数の作品が台湾・韓国・中国・ベトナムでも翻訳出版されている。
執筆活動だけではなく全国各地での講演やセミナーも開催。出会った人の人生を変える講師として人気を博している。
「手紙屋」 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ (喜多川 泰シリーズ) | 喜多川 泰 |本 | 通販 | Amazon
喜多川 泰(きたがわ やすし)
1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。
プロフィール | 喜多川 泰 – Yasushi Kitagawa Official Website (tegamiya.jp)
2005年『賢者の書』にてデビュー。『君と会えたから…』『手紙屋』『「福」に憑かれた男』『ソバニイルヨ』『運転者』など、発表する作品は長年読み継がれ、次々とベストセラーになる。2010年に出版された『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』は2013年9月に映画化され、全国一斉ロードショー。舞台化もされる。
その後も次々と作品を発表。
最新作の『おあとがよろしいようで』にて全20作品、国内累計120万部を超えるベストセラー作家。
「喜多川ワールド」と呼ばれるその独特の世界観は、小学生から80代まで幅広い年齢層から愛され、その影響力は国内に止まらず、現在は多数の作品が台湾・韓国・中国・ベトナム・タイでも翻訳出版されている。
執筆活動だけでなく全国各地での講演やセミナーも開催。
出会った人の人生を変える講師として人気を博している。
著者は講演やイベントも行っていますので気になった方はサイトを確認してみてもいいかもしれませんね。